箱入り娘のように育てられるクイーンストロベリー。
真紅に色づき、輝きに満ちた、千疋屋でしか味わえない冬の逸品。
香川県では高設栽培により、一粒ひと粒 丹念に育て、
太陽をいっぱいに浴びた健康的でおいしい苺を栽培しています。
粒の中まで赤く熟し、甘味と酸味のバランスの良いジューシーな味わいに仕上げるために行っている
画期的で、緻密な栽培方法の一部をご紹介致します。
クイーンストロベリー
栽培のこだわり
ピートシステム&高設栽培
栽培には「高設栽培システム」を取り入れています。高設栽培の為、実に土がつかず衛生的で日陰になる部分が少ないので、色むらがなく輝きのある実に育てることができています。そしてこのシステムの一番の特徴は日射量に応じてイチゴに必要な量だけ肥料を自動的に与える機能です。苗の間に水や肥料を与える管を通し、平均的に栄養が行き渡るように工夫されています。必要な量だけを与えるので水分の過多を防ぐことができ、ストレスのない環境で苺をすくすくと育てることができます。
ビニールハウス
太陽の光を最大限に取り入れるため、透過性の高いビニールを使用し、二重張りにはせず太陽光が通りやすい一重張り仕様で栽培しています。多くの生産農家は二重張りや三重張りにすることで、室温を上げ、コストダウンを図りますがクイーンストロベリー生産者グループは、太陽の光をたっぷりと苺に届けるために一重張りにこだわっています。そのためハウス内が低温にならないよう加温設備を設置し、コストをかけて十分な加温を行っています。
※天井のビニールを二重・三重にすると光が屈折し、強い光を苺まで届けることができません。
温度管理
ハウス内では室温が上昇しすぎる事、下がりすぎる事を防がなければなりません。一定の温度以上に上昇した際には、ハウス内上部に設置されている大きなファンが自動で作動し、低下した時にはヒーターが自動で作動します。
また作動させた後、いつまでも上げるのではなく、一度に上昇させる温度を定め、ハウス上部のファンでの喚起、天井を開閉する谷喚起を行うなど、温度管理を徹底しています。
摘葉・摘花
次々と増える葉も期間中一定の枚数に制限し、上部から降り注ぐ日の光を妨げないようにしています。同様に苺の実も1つの苗から沢山の実が成りますが、形の整った実だけに十分な栄養が届くよう、それ以外の実を花の蕾の段階で全て間引いてしまいます。
香川県の生産者グループは、クイーンストロベリーを栽培する上で効果的な設備や先進技術の導入も行いますが、刻々と変わる気象条件に大きく左右されないように、日々の栽培記録やその時期に合った細やかな栽培管理が一番の大きな決め手になる事を熟知しています。
美味しい苺を育てるために必要な太陽の恵み、一粒ひと粒に込めた愛情、真摯に向き合うその姿勢が千疋屋が日本一の苺と自信を持ってお客様にお薦めできるクイーンストロベリーの原点です。
園地リポート画像集
生産者